2019/10/26 01:29


こんばんは、福岡市博多区のレザーショップ?革工房ユウナギ店主の田中です。今日は久しぶりにタンロー革を使って革細工をしました。


タンローとは「タンニン鞣し、ロウケツ染め」の略称で植物タンニンで鞣した革をさらに脱脂・脱色したものになります。素材は薄い肌色で人肌に近いです。


以前、タンローのロールを街中で持ち運んでいたら「腕?」と言われたことがあります。腕じゃないです、革素材。


革が好きな方やファッション関連のお仕事をされている方はもちろんご存知のヌメ革ですが、タンローはそれよりもさらに無垢に近い素材と言っていいかもしれません。



ヌメ革オーダーメイド、人気の秘訣



今日はオーダーメイドではなく、たまたま立ち寄ったセカンドストリートにいいヌメ革のパスケースがあったもので(300円でした)、そちらを購入し型紙としてトレースして少し形状をカスタマイズしました。


写真はタンローヌメ。全体的に霧吹きで水分を与えているのでやや肌色が小麦色になっています。


このヌメ革、タンローももちろんですがオーダーメイドの相談をよくいただきます。


例えば下記の作品。







二つ折り財布はヌメ革の上位(といったら語弊があるかもしれませんが)、サドルレザーを使用しています。ヌメ革をオイルアップし、強力な圧力をかけ革表層を磨いたものです。馬具に使われるレベルの堅牢な革で、店主の田中も相当好きな革素材。


コインケースの方はヌメ革で作製しました。事前に「ここに取り付けたい」と写真をもらい実物に触らせてもらいながらイメージをかき立てました。



なぜか画像がまっすぐなりません。

真鍮製のハンドキーフックに取り付けてもいい雰囲気です。アメカジや古着が好きなパーソナルトレーナーのりょうくんからオーダーいただきましたので、エスニックになり過ぎず、でも自然な雰囲気は出したくてこのデザインにしました。


勝手な憶測ですが、ヌメ革の持つナチュラルな雰囲気、野生味、経年変化しやすい特質の3点が人気の理由じゃないかなぁと思っています。


ヌメ革のオーダーメイドもお気軽に


革工房ユウナギの主たる製作はオーダーメイド。作り甲斐もありますし、お客さんとやり取りするのも楽しいです。作品ができあがり実際に手に取ってもらってうれしそうな顔を見るのはクセになりますね。


予算に合わせたオーダーメイドなども承っています。自分用に、プレゼントにぜひどうぞ。



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